ハワイ旅行中に手元に残ったUSドルを預けたいと思ったことはありませんか？ハワイの銀行口座を開設すれば、為替レートが良いときに多めに両替して預金しておくことができます。次回の旅行時に為替レートが悪くても、前回の旅行で預けたUSドルを引き出せます。また、ハワイはカード社会なので、口座開設時にデビットカードを作成しておけば、現金を持ち歩く必要が減り、セキュリティ面でも安心です。これにより、より快適な滞在が実現します。
ハワイで銀行口座開設する方法と必要書類
ハワイへ旅行などの短期滞在でも銀行口座を開設することができます。口座開設手続きに必要な時間は約1時間ですが、日本人バンカーは混み合うため、待ち時間も含めて2〜3時間を予定しておくと安心です。ハワイの銀行での口座開設の流れは以下の通りです。
アカウントタイプを選ぶ
アメリカの銀行口座はチェッキングアカウント（当座預金口座）が一般的に利用されています。金利はほとんど付きませんが、小切手帳やデビッドカードが利用できます。チェッキングアカウントには無料口座と追加サービスがある有料の口座がありますが、初めは無料口座がおすすめです。ただし、口座の種類によっては最低残高が規定されており、残高が下回ると無料口座でも手数料が発生することがあるため、注意が必要です。
その他の口座タイプには普通預金口座（セービングアカウント）や定期預金口座（CD – Certificate of Deposit）があり、それぞれ異なる利点があります。
オンラインバンキングを選ぶ
オンラインバンキングをお申し込みいただくと、日本からでも残高確認ができて非常に便利です。操作方法は日本のオンラインバンキングに似ているため、心配ありません。また、ウェブ明細書にお申し込みいただくと、紙の明細発行手数料である月額 $5.00 を節約することができます。これにより、いつでもどこでも口座の管理が簡単に行えます。
暗証番号と直筆サインを設定する
デビットカードやATMカードを利用する際に必要な4桁の暗証番号を事前にご準備ください。また、小切手帳を利用する際には直筆のサインも必要です。銀行に登録するサインはアルファベットで行うため、事前にオリジナルのサインを考えておくとスムーズです。これらの準備をしておくことで、銀行口座開設がより円滑に進みます。
- パスポート
- 預金用のキャッシュ $20.00 以上
ハワイに銀行口座を持つメリット
ハワイ滞在中に残ったUSドル紙幣を持ち帰らずに預金しておくことで、次回のハワイ滞在時に便利に利用できます。為替の変動に左右されることなく、好条件で両替ができるというメリットに加えて、他にも以下のような利点があります。
為替レートが良いときに海外送金できる
円高のタイミングで日本の銀行口座から海外送金することが可能です。外貨投資とは異なり、自由度の高い海外送金では、ドルをそのまま不動産購入の頭金に充てることもできますし、必要に応じて日本の金融機関で円を引き出すことも可能で非常に便利です。この方法を活用することで、為替リスクを減らしながら効率的に資金を運用することができます。
日本人バンカーがお金の相談に応対してくれる
USドルへ投資して資産分散を図る方は多いですが、実際にアメリカに口座を持って現金で運用することで、流動性のメリットを享受できます。アメリカの銀行では定期預金や信託預金など、日本国内の銀行よりも有利な運用条件が提供される場合があります。また、ちょっとした相談でも暖かく対応してくれる日本人バンカーをご紹介できますので、安心してご利用いただけます。
あまりの紙幣を将来のハワイ不動産購入時の頭金に
年に数回ハワイ旅行をされる方で、ご帰国日に手元のドル紙幣をハワイの銀行口座に預金して帰国されるお客様がいらっしゃいます。この方がハワイでコンドミニアムを購入する際、手付金の支払いの一部にこの預貯金を利用しようと残高を確認したところ、貯めていたドルで十分な金額となり、小切手帳を利用してスムーズに取引を行うことができました。毎回、まとまった金額をドルに両替してコツコツ貯めてきた結果、このような有利な取引が実現したのです。
ハワイ不動産の維持管理に必要になる
コンドミニアムの管理費や電気代の支払いは自動引き落としを利用すると便利です。この自動引き落としの設定には、チェッキングアカウントと小切手帳が必要です。賃貸に出さずに別荘として購入された場合でも、毎月のお支払いには銀行口座が必ず必要になります。
また、家賃収入が発生した場合や売却された際には、ハワイの銀行口座に預金し、為替の条件が良い時に日本へ送金することができます。これにより、資金管理が効率的に行えます。
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法人名義の口座、ビジネスアカウントを開設する方法
ハワイの銀行で法人名義の口座を作成することができます。法人口座を開設する場合、ハワイ渡航の60日前に準備を始める必要があります。「会社定款」と「60日以内の履歴事項全部証明書」の英訳と証明書が必要です。ハワイ不動産ご購入のお手続き中の方や、個人口座をすでにお持ちの方は、ハワイの翻訳家に英訳を依頼することもできます。口座開設には、会社代表者が支店で申し込みと署名サインを行う必要があります。
- 定款の英訳
Articles of Incorporation with affidavit translation certification - 履歴事項全部証明書の英訳
All Historical Matter with affidavit translation certification - 会社所有者（持ち分25%以上）が複数の場合は「会社決議書 Corporate Resolution」 に全員の直筆サイン
- 会社所有者（持ち分25%以上）全員のパスポートコピー
この口座は管理費、共益費等のお支払い専用の口座です。米国において課税所得が発生しないように、この口座には金利が発生しません。
売却益や家賃収入など所得が発生する場合には、追加で以下のものが必要になります。
- DCCA外国会社登録（DCCA Registration of Foreign Incorporation）
- EIN法人納税番号（Employer Identification Number from IRS）
- 米国確定申告（Tax Filing）
注意が必要な「休眠口座」の回避方法
2年間お取引が無い場合には休眠口座となり、毎月休眠口座管理手数料が発生します。お取引を再開するには支店でのお手続きが必要となりますので、休眠口座を回避するための準備が必要です。
休眠口座を回避する方法のひとつとして、海外送金を利用して預金することがあります。その他には、デビットカードを国内のショッピングで利用するか、国内の金融機関で引き出しをする方法もあります。ただし、利用や引き出しにはある程度の残高が必要ですので、口座開設の際には最低$100.00を預金することをおすすめします。
日本人バンカーが対応してくれるオススメの銀行
日本人パーソナルバンカーのサービスが必要な場合はファーストハワイアンバンク・ワイキキ支店がおすすめです。 デビッドカードや小切手帳も日本国内のご住所に郵送可能です。
ファースト・ハワイアンバンク ー ワイキキ支店
【住所】2181 Kalakaua Avenue Honolulu HI 96815
【営業時間】 月〜金曜日 8:30am ~ 4:00pm 土日定休
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まとめ
記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
ハワイ不動産のご購入予定がない方でも、ハワイに銀行口座があると便利です。デビットカードや小切手帳も慣れれば使いやすく、ドル紙幣を持ち歩く必要がなくなります。
大きな金額を預ける場合には、パーソナルバンカーを設定することもできます。パーソナルバンカーは口座管理のほか、資産運用や個人金庫の利用などのアドバイスもしてくれます。
ハワイでの銀行口座開設や不動産購入についてのご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。／